文月悠光

お知らせ

新聞

2017.8.21

8月20日(日)付の朝日新聞・読書面
〈ひもとく 私たちの闘い 自分で動く〉
に執筆しました。

 

 

8月20日(日)付の朝日新聞・読書面〈ひもとく 私たちの闘い 自分で動く〉に執筆しました。

 

若手の筆者が本を紹介しながら生き方を考察する連載企画の第3回にあたります。

男/女の属性に縛られた心を解き、軽くしてくれる3冊を紹介しました。

 

◎紹介した本たち

・山崎ナオコーラ『母ではなくて、親になる』(河出書房新社)
・アディーチェ『男も女もみんなフェミニストでなきゃ』(河出書房新社)
・松田青子『おばちゃんたちのいるところ』(中央公論新社)

 

書評は、朝日新聞のサイトで公開中です(無料の会員登録で全文読めます)

http://www.asahi.com/articles/DA3S13094786.html

 

 

書評の冒頭、〈夫の有無や肩書きは、女性の創作と関係がない〉というエピソードが導入になっています。

こういった話題はネット媒体で言及することが多く、新聞のような大きな紙媒体で書いたのは初めてでした。

ネットでも様々な反応をいただき、興味深いです。

 

標題の「女とか男とか縛られたくない」は、記者さんが付けてくださったもの。

「縛られるな」と禁じたいわけではなく、「自分が心地よいなら、時と場合で『男/女』に縛られても良いけれど、他人にもそれを押しつける空気は嫌だよね」という気持ちが本心です。

日々流してしまいがちなモヤモヤ感、曖昧にしてきた価値観を、言葉によって辿り直すことができました。取り戻せた感覚。身体に芯が通るようで心地いい。

 

 

 

PICK UP