文月悠光

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2017.6.26

「美術手帖」7月号にて、
加藤アキラ「孤高のブリコルール」展の
レビューを執筆しています。

 

「美術手帖」7月号(6/17発売)にて、加藤アキラ「孤高のブリコルール」展のレビューを執筆しています。

 

初めて訪ねたアーツ前橋で出会った、加藤アキラ氏の作品。
レビューでは「天と地の間で」と題し、作品から受けた生々しいほどの存在感と、その神秘性について綴っています。

 

 

自然の素材に僅かな細工を施す〈ブリコラージュ〉の手法は、作品にどう生かされているか。氏の生み出す〈足元の世界〉に強く惹かれました。

 

〈現実にくらべれば、芸術という非現実性などとるにたらぬもの作品を作品として造ることより作品を通して自己の生きざま、人類の生きざまを見つづけることがはるかに重要と考えます。 葉は根を意識しているのだろうか、根は葉を意識しているのだろうか、相互に出合ったことはないのに。 ―存在メモ 79.2.13 「加藤アキラ この場における作品展」
根と葉は互いの姿が見えなくても繋がっている。身体と水の関係、肉体と精神の関係にもおきかえられるように感じ、胸に刺さる言葉であった。〉

 

加藤アキラ「孤高のブリコルール」(アーツ前橋)

⇒「美術手帖」7月号詳細はこちら

 

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